FRP=繊維強化プラスティックのことを指します。
プラスチック樹脂をガラスマットなどで強化し複合した材料で、バルコニー床の防水工事で頻繁に使用されています。
※強度、耐水性、成形性の観点から優れていて、木造住宅の多くで使用されています。
FRP防水には主に2種類の工法があります。
【 密着工法 】
既存の防水の状態が雨漏りまで進行していないが、劣化が進んでしまっている場合に
既存の防水層を活かしつつ、ガラスマット=ガラス繊維補強を1層、2層に重ね、不飽和ポリエステル樹脂を混ぜ合わせることでFRPを形成する工法です。
【 通気緩衝工法 】
密着工法のグレードアップ版とお考えいただいて大丈夫です。
すでに雨漏りが発生してしまっている場合に行う工法です。
通気緩衝シートを敷き、脱気筒などを取付け、①密着工法の手順を踏み完成します。
※通気緩衝シートを敷くことで下地との縁が切れるため、下地に含まれてしまっている水分の蒸発からの塗膜の膨れが発生しなくなる大きな利点があります。
当然、非常に効果的な通気緩衝工法の方が費用が掛かりますが、
どちらがお客様の建物の状態に適しているかは現地調査をしてみないことには分かりませんので
まずは現地調査のご依頼からお気軽にお問い合わせください。