外壁や屋根は家にとって不可欠なパーツとなります。しかし、塗装に関しても同様に重要であることをご存知でしょうか?
塗装がしっかりとしていなければ大切な家を守れなくなってしまいます。そこで今回は、外壁・屋根塗装の役割やメリット、重要性についてご紹介いたします。
外壁塗装の役割と重要性
外壁塗装といえば、真っ先に見た目のためのものであるとイメージされる方が多いのではないでしょうか。たしかに塗装によって好みのカラーにすることが可能ですので、間違いではありません。
しかし、外壁塗装の本来の役割は「外壁の保護」です。外壁は常に日差しや雨、風などにさらされたままになる部分です。外壁材をそのままの状態にしてしまうと、急速に劣化してしまうでしょう。それでは家の耐久性の低下につながってしまいますので大きな問題です。そこで登場するのが外壁塗装なのです。
たとえば私たち人間の皮膚は、そのまま何もしない状態にしておくことで紫外線による日焼けやダメージを受けることなど、さまざまな問題が発生します。それを防ぐために、ローションや化粧水、日焼けクリームなどを活用することによってベストコンディションを維持しています。それと同じく、家に関しては外壁塗装がお肌のケアと同じ役割を果たしているのです。
外壁塗装は経年で劣化していきます。徐々に効果も発揮できなくなっていきますので、定期的に塗り直すなどのメンテナンスが必要です。高耐候または高耐久塗料ではなく汎用塗料でしたら基本的には8~12年が耐用年数となりますので、その感覚で塗り直しをすることで、塗装の効果を最大限発揮し、家を守ることが可能となります。
外壁塗装のメリット
外壁塗装におけるメリットですが、代表的なものは以下のとおりです。
外観を一新
見た目でわかりやすい部分としては、外観を一新することが可能である点が挙げられます。塗料にもさまざまなメーカー、さまざまな種類がありますので、色も含めて考えると相当な種類があります。その中からお好みでチョイスすることで、これまでとはガラリと異なる印象の仕上がりにすることが可能です。何十年も住み続けていくとどうしても色に対して不満が出ることがありますので、その際には新たな色へ変更するといいでしょう。
外壁の劣化を遅らせる
外壁が劣化してしまうと、そこから雨水が侵入し雨漏りなどの大きな被害を生んでしまうことになります。外壁が正常な状態であることが家にとってはとても大切なことなのです。外壁塗装を行うことで、外壁そのものへのダメージを防ぐことになります。その結果、外壁が受けるダメージは最小限となり、劣化スピードも遅くなるのです。
資産価値を守る
家には資産価値があります。外観や建物全体の状態から計算され、価値が決定されることになるのです。塗装を行っていない家は急激に劣化しますので、資産価値が一気に下がってしまうでしょう。建物としての状態はもちろんのこと、資産価値についても塗装が守ってくれることになります。
屋根塗装の役割と重要性
誤解されがちですが、屋根塗装は「雨漏り防止」に直接的には関係ありません。屋根塗装の役割は「屋根材の劣化抑制(くずれ・欠け・ひび割れ)」なのです。屋根材の劣化が抑えられれば防水シート(ルーフィング)の劣化が抑えられ、ルーフィングの摩耗や穴があくリスクを減らし、ひいては雨漏り防止へとつながるのです。外観に関しても当然影響する部分ですが、それはあくまでおまけレベルのことでしょう。雨や台風、雪など天候によって上空から建物へ与えられるダメージ要因はさまざまです。いかなる理由であっても、家を守らなければなりませんのでそのためには屋根が欠かせない存在となるのです。
もしも屋根がなかったらどうなってしまうのか想像してみてください。
まず天井がむき出し状態になってしまいますので、外的要因からの影響がそのまま室内に及んでしまうことになります。雨などだけでなく、太陽の日差しに関しても深刻なダメージです。天井がないというだけで、そこは屋内ではなく屋外になってしまいます。安心して室内で暮らすことが出来ているのも、屋根があるからといっても過言ではありません。
屋根にとって天敵となるのが雨水です。屋根の耐久度が低くなってしまうと、雨水が建物内部へ侵入し、雨漏りの発生や、梁などの木材を腐食させ家そのものの耐久度を下げてしまうことになります。家の基礎部分の木材が腐ってしまうと、もはや家を建て直さなければならないような状態になってしまう可能性も十分考えられます。
その場合の負担やダメージは計り知れないものとなりますが、屋根がしっかりと存在しているだけでそうした問題を防ぐことが出来ているのです。
屋根塗装のメリット
屋根塗装のメリットは以下のとおりです。
節電効果
屋根の塗装は雨水から建物を守るだけではありません。塗料には断熱や遮熱などの効果があるものも多いので、塗装をすることによってそうした機能がプラスされることになります。その結果室内へ外気の温度が及ぼす影響が抑えられることになり、節電効果に期待ができるというわけです。快適な住まい環境をつくるためにとても大切なことです。
屋根の耐久性
塗装がバリアとなり、屋根材の劣化を防ぐことになります。ただでさえ太陽の日差しに常にさらされていますし、雨や雪が降った際にはそれらも全て受け止めているのが屋根です。屋根材の劣化は雨水の侵入を防いでいる防水シート(ルーフィング)の劣化に深く関係しています。(雨漏りを防いでいるのは、ルーフィングであり、屋根材ではありません!)ルーフィングが機能しなくなると、一気に建物全体へのダメージにつながってしまいます。裏を返せば早めに屋根塗装をしていくことで、屋根材が守られ、ルーフィングが守られ、建物が守られることになるのです。定期的なメンテナンスを行うことで、その効果は持続します。
まとめ
塗装がしっかりとされているからこそ外壁や屋根の劣化スピードが遅くなり、結果として家が守られることになります。メンテナンスが大切ですので、適切な間隔で行うようにしましょう。
「株式会社KAPEN」は、最新のドローンを活用した診断を元にした外壁や屋根の塗装を請け負っております。外壁や屋根の塗装をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。