2024年2月5日の大雪
2024年2月5日午前頃から降り出した雪は、23時頃まで降り続きました。高速道路が通行止めになり、飛行機は運休になり、電車も事故や倒木などで遅延や運休が相次ぎ帰宅ラッシュに打撃を与えましたね。転倒などでケガをして方もいました。今回の雪は歩くとキュキュっと音がするようなパウダースノーではなく、気温が思っていたより高かったこともあり降り始めから水分を多く含んでいたので重く感じました。
八王子の雪景色
㈱KAPEN本社のある日高市周辺の市町村は山間部に位置している場所も多く、そのような場所は雪が20~30㎝くらいまで積もったようです。翌日6日は気温が下がらなかったこともあり、日中雪が溶けより重くなりました。今後、凍った雪の塊は屋根の上から滑り落ちてくることがありますの気をつけてください。
屋根の雪
雪で住宅被害が出る場所は?
1.カーポートやテラスなどのポリカーボネートや波板屋根
カーポートやテラスの屋根に屋根の雪が落ちてきて、屋根材のポリカーボネートや波板が外れたり、変形・破損の被害もあります。
2.上の屋根よりの落雪により下の屋根に落ちる
上の屋根から滑り落ちてきた雪や氷の塊が下の屋根に落ち、歪み・変形が起き時には破損させ、それが原因で雨漏りが起きることがありました。雪国と違い屋根も建物の形状も大雪・根雪を想定して建てられていません。その為、雪国程降っていなくても被害が出てしまう事があります。
3.屋根の雨漏り
2で書いた状況に気が付かず放置していたことで劣化が徐々に進み、雨が降り雨漏りが起きて気が付くという事がありました。
4.フェンスなどの変形・破損
雪が多く降った後は塀やフェンスに雪が建物から落ちたりすることで、変形や破損が起きることもありました。
5.雪の塊がサイディングにあたり穴没
これは屋根に積もった雪が外気温により凍っていきます。室内の熱で屋根と雪の接地面が融けズルズルと割れずに擦れ落ちてきたときに屋根の一番下にぶら下がったようになり内側に入り込んできます。それが落ちた時に外壁を破損させることがあります。
6.雪の重みによる雨樋の破損とは?
雪は降り始めは軽く、ふんわりと屋根に乗っていますが、気温が上がり雪が溶けてくると重くなります。重さで屋根を滑り落ちて雨樋に引っ掛かりその重さを雨樋が支えてしまいます。本来の雨樋は重い物を留めておく前提ではありません。ス~と流れていくように作られています。その為、金具・金具を固定している箇所が劣化していると壊れて雨樋が外れたり、傾きが出て雨が降った時に建物の方に流れてきたり、ひどい場合には家側に入り雨漏りの原因になったこともありました。
火災保険が使える?!
火災保険に入っている場合、雪の被害は保証されることがあります。KAPENでは雪が原因の破損見つけと場合、お客様に報告してお客様の加入の保険会社にご連絡することをお伝えします。保証されることも多くありますので、そのような時は保険会社にご連絡してみてください。
また、雪マークが天気予報に出ています。皆さん怪我などしないように気を付けてください。